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過去の成功体験への執着を捨てるべき

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エゴというのは自分を守るために「鎧」を作る

特にある時期に自分の心がとても傷つくような経験をした、

もしくは自分の心に背くことをしないといけない時期が長く、

心に向き合うことが辛い状態が長かった

そんな時は心がそれ以上傷ついてしまわないように

「鎧」を作り、自分自身を鈍感にすることで自分を守る。

 


例えばその「鎧」は人によってはお酒であったり、

自分を大きく見せることであったり

根拠のない偽の夢であったりするかもしれない。

つまりこの「鎧」を着ている状態では

鈍感になっているから自分の状態を正しく認識できていないのだ。

自分を鈍感にすることで自分を守るのだ。





うん、その時はその「鎧」が必要だったんだろう。

でも危機の時期が終わった時、

つまりその過剰なストレスな状態が終わった後、

今度はその「鎧」が邪魔になって

新しい生活、新しい人生を始めるのに邪魔になってしまう、ということがよく起こる。



過去にこの「鎧」は役に立った。

これが自分を守ってくれた

という「成功体験」に執着し

これを手放すことができない。




新しい変化を阻むのは往々にして

失敗したトラウマよりもこうした

成功体験への執着だったりすることが多い。

つまり自分を鈍感にして誤認していることに執着しているのだ。



その「鎧」、いつ手放すの?




今はまだ大事に持っていたい、というなら止めはしない。

しかしもう変化したい、

新しい自分になりたいというのなら

「鎧」を手放してまっさらな自分を感じるのをサレンダー(降参)してみるといい。



きっとそれを手放す前は

無茶苦茶怖いと感じることだろう。

しかし手放してみると。。。。

今まで見えなかった地平があなたを待っていることを知る。



手放すのは時間もかかるし、目に見える結果もすぐに出ないことも多い。

しかもその「鎧」の残骸を掃除するのも時間もかかるしエネルギーもいる。

つまり過去を正しく捉え直しているのだ。

変化の時にやたら眠くなるのって身体の中で

この残骸を掃除して違うものに変換しているからなんじゃないか、って思う。



会社の古いシステムを変える時も同じで

古いものを壊すのにまず時間がかかる。

もしかしたら人的損失もあるかもしれない。

新しいシステムを定着させるのは

思った以上に時間もエネルギーもかかるだろう。

古いシステムが何度も何度も蘇ろうとしてくるだろう。



すぐに結果が出ないことに焦らずにゆっくりじっくり変えていけばいい。

あなたがやるべきなのはまずはそれを手放すと「決める」ことだ。