発達障害は生まれつき脳の働きの違いにより、行動面や情緒面に特徴がある状態です。
親が育児の悩みを抱えたり、子供が生きづらさを感じたりすることもあります。
発達障害には自閉スペクトラム症(ASD)、自閉症、アスペルガー、ADHD(注意欠陥、多動症)、学習障害、チック症、吃音症などが含まれます。
これらのうちいくつかの症状を併せ持っていることもあります。
病気と認識されている方も多いですがこれは脳の性格のようなものです。
内臓を含め、全ての人の脳は違う構造を持っています。
そのため、どの脳の部分が発達している、(人と比べて)劣化しているというのが相対的にあるのです。
これは遺伝的な要因もあります。
基本的に生物は(特に哺乳類は)多様な特徴を持った遺伝子を残していくとう特徴があります。
人によっては小さい頃はコミュニケーションが苦手だったが
(だからこそ)後天的にコミュニケーション能力を身につけた(むしろ大人になってからは優れている)
という心当たりがある方も多いのではないでしょうか?
しかしこの特徴は単に「ある、ない」ではなくグラデーションのように存在し、
人によってその強い、弱い、というのがあると思います。
問題はその人の特性ではなく「社会性」にある場合が多いかと思います。
ですので社会と関わりやすくする、というのが課題となります。
・投薬治療ー抗うつ剤、向精神薬、神経伝達物質調整薬、抗てんかん薬や抗不安剤など
・療育ー心理教育、コミュニケーショントレーニングなど
その方それぞれの特徴を無くし、「普通」にする、のではなく
その方それぞれの特徴、性格は尊重しながら
ストレスなく生きられるように脳の各所や内臓のバランス、(体の中の身体的な)感情の処理プロセスを整えたりします。
特定のトラウマが関係している場合はそれを修復したりもします。
今までの私の経験によると
身体が整ってストレス状態が緩和されると(少し周りとは違うかもしれませんが)その人本来の性格、才能が表に出てきやすくなります。
整体をしてから急に(今まで止まっていた、人より遅れていた)発達し始める、と感じられるご両親もおられるようです。
うつなど心の症状もそうですが身体からアプローチして改善する症例は多岐に渡ります。
必要に応じて「療育」と併用されるとよりスムーズという方もいらっしゃいますがそれもはるかにしやすくなった、という声もお聞きします。